2009年10月14日水曜日

左文字、わたしの場合

 わたしはこの左文字(いわゆる鏡文字)をこの一年ほど練習しています。といっても時間がないので、とびとびに空いた時間をやっています。最初は、ひらがなから、そしてカタカナ、数字とやりました。それから、いわゆる学習漢字、常用漢字とやっていきました。

 いまでは、大体書けるようになりました。そこで、メモとか簡単な日記を左書きしています。使った感じは大変いいものがあります。違和感がなくなり、手と脳が一体になっているというか、透明になっているような気がします。前のイライラは忘れられています。

 とはいっても、これはかなり大変な作業のような気がします。文字を書けるだけでは十分でなく、言葉はたいてい二字でできていますから、連続した二字を書くときには、また新しく書かなければならないことになり、頭の使い方が違うような気がします。そこで、普通に文章を書くときは、コレはコレで新しい練習をしなければならないことになります。

 それから、書いた左文字を、後で読むのはなかなか大変です。読んで理解する、考える、感じる、という作業はかなり大変なことになると思います。楽に書けると思っても、次の日にはなかなか書けないこともあります。

 しかし、ダ・ヴィンチはコレを実際にやったのも事実です。ですから、不可能な話ではなく、しっかり練習すれば誰でも出来るのではないかと思っています。
 でも、ダヴィンチはイタリア語なので50字ぐらいと思いますが、我々日本人は、3000字ぐらいひっくり返さなければならないことになります。コレを本気でやるには、ダ・ヴィンチよりも相当困難なことをしなければならないわけです。

 そんなことで、本当に実用になるには、二、三年かかるのではないかと思います。実用レベルへ行けばいいなと思って続けています。