2009年10月12日月曜日

用語について

 このブログでは、新しいことを提案したいので、新しい言葉を使います。これから書き進めるのに必要な用語を、決めておきたいと思います。

①右(みぎ、以下同じ)人間  右利きの人

 左(ひだり、以下同じ)人間  左利きの人

②右文字  学校で習い、一般に使われる文字。ひらがな、カタカナ、漢字

 左文字  ダ・ヴィンチが書いた左右を反転させた文字、鏡文字、逆文字と言われたもの

③右手書き    右手で文字を書くこと。

 左手書き  左手で文字を書くこと。右文字を書く場合も、左文字を書く場合もある。

④右社会  現在ある一般社会

 左社会  左利きの人間に合うように作られている社会。現在は存在しない

⑤右システム  現状の右利きの人間に合う社会システム。左利きには不便なシステム

 左システム  左利きの人間に合う社会システム

⑥右書道  現行の書道

 左書道  左文字の書道


 用語で一番重要なキーワードは、「左文字」です。鏡文字、逆文字、裏文字、反転文字などの言い方があるようです。しかし、鏡文字は、鏡に映すと普通に読めるのでそう言うのだと思いますが、特殊な文字のイメージがあり、逆文字、裏文字、反転文字は、原則に対して例外的な文字だという、否定的なイメージが含まれます。どちらにしても特殊で例外的なものです。

 それに対して、左文字は、ニュートラルなイメージで特殊性がない。この用語を使うことで、対照的に現在の漢字を右文字と呼ぶことができる。こうして漢字使用の現状を相対的に見ることが出来るので、わたしはこの言葉を使います。左文字は、特殊でも例外でもなく、右文字と同様に対等の価値を持つと思うからです。