2010年6月5日土曜日

左文字(ひだりもじ)・わたしの現状と課題

 左文字(鏡文字)を練習してかれこれ2年ほどになる。いまは、日記やメモはなるべく左文字で書いていて、かなり自然に書けるようになった。一番難しい「読む」作業も、ある程度馴染んできた。

 左手で左文字を書いていて気付くのは、これは特殊な技能ではなく、ごく普通のことではないかということだ。というのは、このことは、右手で普通に文字を書くのとまったく同じことになるからだ。これは、意外と気がつかないことで、わたしもしばらくは気がつかなかった。これを知るには、試しに、紙に左文字を書いて裏から見ると右文字になっているし、逆に右文字を書いて裏から見ると左文字になっていることからわかる。

 いいかえれば、左人間が左文字を書くことは、ふつうに人が文字を書くこと、つまり右人間が右文字を書くことと、まったく同じことになる、ということだ。

 ということは、左利きの人間は左文字を書くことによって、ようやく人並みに、つまり右人間並みになれた、ということではないだろうか。

 わたしの今後の課題として、左文字でさらに深く、考え、感じ、記憶するということだと考えています。このことを考えると、レオナルド・ダ・ヴインチはやはりすごい人だと思います。